中学受験 秋疲れして成績が伸び悩んでいるお子さんへの対処法

中学受験/高校受験

受験まで3か月を切った11月。
お子さんによっては、
夏の疲れがどっと出て集中できない・成績が思うようにあがらなくてそわそわ・秋の学校行事で落ち着かないなど、夏の集中力が切れてしまうお子さんもいらっしゃるかと思います。

実は我が息子もその状態でした。。

今回はその時感じた事を踏まえて、お子さんへの対処法や親御さんへのアドバイスをしたいと思います
ぜひ最後までお読みください。

秋は集中力が低下しやすい!要因別対処法

中学受験を控えるお子さん。

特に6年生の秋はもっとも集中力が低下しやすい時期ではないかと思います。
おこさんによって原因はさまざま。
色々な要因が絡み合っているお子さんもいます。
親御さんはお子様の様子をしっかり観察し、要因別に対応しサポートしてあげてくださいね。

要因1:学習要因

11月を過ぎると、一通り学習単元が終了し、過去問に手を付け始めたり、苦手単元を集中的に取り組みだしたり・・・
今までの塾のカリキュラムに沿った、流れるような学習から、実践的・集中的な勉強に入ることで
勉強のリズムが崩れてしまうお子さんもいます。
大人だって、毎日難しい難題や苦手な仕事ばかりやらされたら、さくさく進まず、リズムがつかめず気が滅入ってきてしまいますよね。

このタイプのお子さんには親御さんの全面フォローが必要です!

毎日お子さんの取り組んだ問題を確認し、翌日の勉強計画を立ててあげましょう。
もちろん塾で個別に計画を立ててくれるのであれば不要ですが、集団塾ですと個別フォローは手薄くなりがち。。。

たとえば、このようなフォローはどうでしょう。

・過去問で出てくる得意単元を、苦手単元の合間にいれて、肯定感・リズム感を整える。
・苦手単元は細かく分散して勉強のスケジュールに組込む。
・気持ちが下がりすぎないように、勉強計画のバランスをみる。

親御さんが忙しいのもわかります。
(私も、夫は単身赴任。私は正社員フルタイムでした)


しかし、11月からの3か月間の親御さんのフォローは本当に大切です。

ここからの成績の伸びは、親御さんのスケジューリングとフォローにかかっているといっても過言ではありません。
お子さんの体力・心の様子をしっかり、冷静に観察してフォローすることが大切です。

二人三脚ゴールまであと一息!!最後の力を振り絞ってがんばりましょう!

要因2:イベント要因

この時期は学校行事が多い学校がたくさんあるかと思います。

運動会は春に移行した学校が多いようですが、文化祭のようなイベント・校外学習
・学校公開などで、子供たちはソワソワ・・・

御兄弟がいるご家庭ではハロウィン・クリスマスのわくわくした雰囲気。

結果、帰宅後も勉強に集中できなくなるお子さんもいらっしゃるでしょう。

それでなくても勉強時間が足りないのでは…と不安になるこの時期。
模試続きで土日の時間に復習する時間も少なく、お子さんも息抜きの場がありません。

そこでここは割り切って、学校は息抜きの場と考えるのはどうでしょう。

お子さんにとっても小学校生活最後の学校行事。
振り返った時に小学校の思い出も残しておいてあげたいですよね。

もっと参加したかったのに勉強のせいで参加できなかった

という記憶を植え付けてしまうのも悲しいです。

学校でのふわふわ感はそこで息抜きしたと考え、家に帰ってきた時に、上手に勉強スイッチに
切り替わるように家で工夫をしてあげましょう。

兄妹がいるご家庭は、ちょっと兄妹の方にも協力してもらって、家庭のわくわく雰囲気は完全に
封印したいですね。

今後の人生のとらえ方という意味でも、学校行事を休ませて家で勉強させるのはNG.

大学受験・就職活動・仕事・バイト・趣味

成長するにつれて、いくつもの事を同時進行で全力で取り組める力が必要です。

受験勉強のために学校を休む。 
➜ゲーマーになりたいからゲームを頑張るので学校を休む?
➜アイドルになるためにダンスレッスンしたいから学校を休む?

個々の価値観で優先順位を決めて、一番やりたいこと以外をおろそかにする。。
そういった思考回路を小さいうちに植え付けるのはどうかと思います。

本来すべきことをお休みするのは最終手段。もちろん体調が悪いなどは別の話です。

小学校は子供の義務です。
安易にやすませず、すべてをうまく全力投球できるように導いてあげてください

要因3:成績要因

模試が続くこの時期。
やってもやっても成績が上がらないことで、モチベーションが下がりやる気がなくなってしまう時もあります。
夏にあんなに頑張ったのに・・・そう思って落胆してしまう子もいるでしょう。

でも冷静に考えてみてください。
夏はみんな頑張っています。
結果、人によっては相対評価である偏差値が下がってしまう場合もあります。

焦る気持ちはとてもよくわかりますが、ここはぐっと我慢。
とくに焦ってしまうのはお子さんより親御さんです。
まずは親御さんが冷静になるように努めてください。

しっかり、テストの結果の分析をする。
そして、点数・偏差値でなく、正解の分析 苦手単元の正解率を確認しましょう。
たとえ、総合点が上がっていなくても苦手の正解率がよければ大丈夫!!

テスト本番に最高の力を全力で発揮できるようにすればいいのです。

お子さんを成果を成果として実感できるように、前向きな声掛け、対応をしてあげましょう。

まとめ 親御さんへ 対処法のアドバイス

この時期最も大切なのは、
親御さんによる、スケジュール管理、進捗管理、結果の分析、冷静な振り返りです。

親の働きかけ一つで子供の意欲やとらえ方が変わります。
この時期は特に親御さんのほうがネガティブになりやすくなってしまいます。

過去問の結果をみて一喜一憂することも、志望校を変えた方がいいかも?と思うこともあるでしょう。

過去問は解けるか解けないかのチェックではありません。
問題傾向になれて解けるようにする、分析の為のツールです。


まずは親御さんが冷静になり、お子様の気持ちを汲み取って
日々前向きに学習に取り組めるようにフォローしてあげてください。

一次的なスランプにはまらない!
最高点が受験期になればいい!

そう信じて最後駆け抜けましょう!!!

残りの受験期、全力で駆け抜けることができるようお祈りしています。

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