関係がうまくいっているときの幸福感
もめたり、言い争いをしたときの苦しさ・悲しさ。
どちらも日常の感情の一部ですよね。
あなたはパートナーと話し合いをしていますか?
話し合いををただの面倒な出来事だと思っていませんか?
どうせもめて嫌な気持ちになるし…と諦めていませんか?
もしかするとそういったもめごとは、
ふたりの関係をより近づけるチャンスかもしれません。
喧嘩するほど仲がいい
なんて言葉もあるのですから・・・
喧嘩しない関係が理想…本当にそうでしょうか?
穏やかな夫婦関係、理想的な夫婦関係に見えますよね。
でも、もし本当に一度も喧嘩をしない関係があるとしたら…
それはお互い向き合っていない証拠かも。
何か大切なことが見落とされているのかもしれません。
意見の違いやすれ違いを、話し合いながら乗り越えていくことで、
はじめて「本当の関係性」が育っていくもの。
喧嘩を恐れて、話し合いを避けてしまうと、伝えるべきことも、
わかり合うチャンスも失ってしまうことがあります。
話し合いをチャンスに変える12のステップ
話し合いを喧嘩に発展させないためには、コツがあります。
ここでは関係性を育てるための「12のステップ」をご紹介しますね。
- タイミングを選ぶ
疲れているときや忙しいときより、お互いが落ち着いて話せる時間を決めてみましょう。 - 穏やかに始める
怒りにまかせて話すより、少し気持ちを落ち着けてから話すほうが伝わりやすいですよね。 - 一度にひとつだけ
あれこれ話すと、どれも中途半端になってしまいます。
一番気になっていることから、話してみませんか? - 相手の話をちゃんと聴く
言葉だけでなく、表情や雰囲気にも耳を澄ませてみましょう。 - 途中で口を挟まない
最後まで「聴ききる」ことで、相手は安心して本音を話しやすくなります。 - 要約して確認する
「こういうことかな?」と返してみると、お互いの認識がずれていないかがわかりますよ。 - 「なぜ」より「何・どう・いつ」で尋ねる
責めているように聞こえないよう、ちょっとだけ言葉を選んでみましょう。 - 感情に寄り添ってみる
「そんなふうに感じたんだね」と、
気持ちに共感できたら、それだけでも距離が縮まります。 - 今度は自分の番です
相手が話し終えたら、今度はあなたの気持ちを伝えてみましょう。 - 「私」を主語にする
「私はこう感じた」と話すことで、攻撃的にならず、気持ちが届きやすくなりますよ。 - 言葉を選ぶ
つい感情的な言葉が出そうになったら、少しだけ深呼吸。やさしい言葉を選んでみましょう。 - 勝ち負けにこだわらない
誰が正しいかより、「どう分かり合えるか」を見つけていきたいですね。
話し合いでの衝突に対する考え方は、育ってきた環境で違って当たり前
「怒ってはいけない」「言い争いは避けるべき」と教わってきた人もいれば、
逆に感情をぶつけ合うことが当たり前だった人もいます。
だからこそ、「うまくやろう」と思ってもすぐにはできないのが普通。
大切なのは、「できない自分」にダメ出しするのではなく、
話合い方、気持ちの伝え方を、上手な喧嘩の仕方を、何度でも経験して学んでいくことです。
まとめ:喧嘩は終わりではなく、結びつきを強くするきっかけ
誰かと長く一緒にいれば、違いはあって当然です。
でもその違いを「対立」ではなく、「会話の入り口」に変えることで、
ふたりの関係はもっと安心で、もっとあたたかいものになります。
話し合いから発展する喧嘩を恐れるのではなく、上手に扱う力を育てていきましょう。
あなたの関係が、もっと優しく、もっと深くなることを願っています。
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