ご近所の訃報をきいたら?挨拶タイミングやお香典など対応まとめ

知恵袋

近所の訃報を聞いたとき、皆さんはどのように対応していますか?

今回は知ったタイミングごとに挨拶のタイミングやお香典などの対応策を紹介します。


都市部ではご近所付き合いが希薄化してきている中、自治会にも入っていませんという方も多いと思います。
そんな方はご近所の訃報を耳にした時、どのような対応をすれば良いのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

会えばご挨拶やおしゃべりしたり、おすそ分けをいただいたりしたこともあるけれど、下のお名前も電話番号も知らない。もちろんお宅にお伺いしたこともない。


そんな良好な近所付き合いだけど、微妙な距離感のあるご近所さんで、年齢が離れている方などの場合は特に悩みますよね。

こういった付き合いの場合、過度なお悔やみは相手の負担にもなるのでは?とあれこれ悩んでいる方へ都内、一戸建て、自治会なしエリア在住 25年の私が、
弔問した側&弔問された側の実体験をもとに対策方法をアドバイスいたします。

挨拶はいつ行ったらいい?知ったタイミング別の対応方法

タイミング1:ご不幸からすぐ~葬儀前

ご不幸があり、すぐにご家族から直接連絡を受けた時は、まずお悔やみの気持ちを伝えて、お手伝いが必要かどうか確認しましょう。

最近の葬儀屋さんはお手伝いの方もすべて手配してくださるので、ご近所の手伝いは必要ないことが多いですが
「葬儀など手が足りないときは何でも言ってください。お手伝いできることは?ありませんか?」
と声掛けするのがスマートだと思います。


噂で聞いた場合は、あえてご自宅のインターホンを押してお声がけする必要はないと思います。
ご不幸のあとすぐはご家族の方の心境もいろいろです。
お話したくない、現実を受け入れられないそういった場合も多くあります。
そっと様子をうかがってあげる配慮が必要です。

タイミング2:葬儀後~49日

葬儀の日時や場所の情報があれば弔問に行くのがスムーズですが、自治会に入っていない場合、葬儀がいつどこで行われるのかなどの詳細情報を得ることが難しいです。

そんな時は、頃合いを見計らって、葬儀から1週間たったころ~49日くらいの間にお伺いしましょう
お電話番号など交換していれば事前に
「ご挨拶させていただきたいのですが」と連絡した方がいいと思います。

けれど都内ではご近所さんの電話番号を知らないことの方が多いと思いですよね。
そういったときはご自宅に電撃でお伺いすることになるので、日中の10-11時、14-16時頃 にお伺いするのがベストです。

その際、おうちの中にお誘いいただけず、玄関先でご挨拶のみになる場合も多くなります。
お伺いするときは、室内でご焼香させていただく場合と、玄関先でご挨拶して終わりの場合と両方をイメージしておきましょう。

故人をしのぶ気持ちを伝えるのが目的です。
押し付け弔問にならないように注意しましょうね

タイミング3:49日以降・いつ頃かわからない

この場合は噂を聞いたら早めにお伺いしましょう。

49日以降にお伺いする場合、玄関先で終了になるパターンが多くなります。
というのも49日までは弔問があることを想定してご自宅で準備されている方も多いですが、49日以降になると日常生活に戻っている場合が多いからです。

急な訪問は喜ばれない場合もありますので、故人をしのぶ気持ちを伝えるのが目的だということを忘れずにくれぐれも押し付け弔問にならないように注意しましょうね。

お香典はどうする?代わりに何を持っていく?

お香典

葬儀に参列できればお香典がベストです。ご近所への金額の相場は3,000円から5,000円と言われています。
ご夫婦、ご家族で行く場合も一家でまとめてこの相場金額で問題ないと思います。

お金以外

葬儀後にご自宅に弔問に伺う場合は私の弔問を受けた側の経験上では、お金でない方がありがたいと思います。

弔問される側の立場になった時、お金をいただいてしまうと何となく葬儀用のお返しをご準備しなければと思ってしまいます。
実際、葬儀の際のお返しの ’あまり’ がある時まではいいのですが、なくなってしまったとき何を用意するか、考えるのも準備するのも少し面倒でした。

お金以外のお供えのものを下さる場合、お返しが必須でないイメージ(個人的意見です)になります。
その場合は、後日何かの折にお菓子のおすそ分けなどで済ますことも可能です。

実際に私が弔問を受ける側になった時はご自宅に来ていただけるときは、本当に手ぶらで来てくださっても構わないっと思っていました。
ご近所の方がわざわざ来てくださってありがとうという気持ちしかありません。
ただこれは人によりますし、伺う時は手ぶらだとちょっと…と思いますよね。
そんな方は次を参考にしてください!

果物


果物を持っていくときは供物用の果物籠のセットが少し高めのスーパーやデパート、果物屋さんに売っていますのでこれを用意すると便利ですよ。
金額の割に見栄えもよいものが購入できることが多いです。
近所に取り扱いのお店がない場合は難しいので他の物を検討しましょう。
ただ、お花屋お菓子よりは他とかぶることが少ないのでその点はいいですよね。3000円程度で立派なものを用意できますよ。

お花(仏花)


夏場や故人のご家族が残されたおひとりの時など、果物では腐らせてしまいそうな場合はお花もおススメです。
たいていのお花屋さんで用途を言えばアレンジしてくれますよ。
お花の場合は果物よりも、金額と見栄えのバランスがちょっとお高くなってしまう印象です。
果物の方が同じ金額を出した時の見栄えが違います。

同じ3000円ですとちょっと小ぶりでさみしい感じになってしまいますが、お花屋さんにもよりますね。
ただいただく側としては、消費を気にせずたくさんあっても困らないので一番うれしいアイテムです。

以前仏花としてお花をいただいたときは、こんなイメージのものをいただきました。

お菓子

故人のご家族がお菓子好きの方でしたらお菓子でもよいと思います。
お菓子屋さんで購入すればお熨斗(のし)を付けてくれますのでお願いしてみましょうね。
供物用のお熨斗をつけていただければ見栄えもとてもよくなります。
2000円程度の日持ちする、個包装の焼き菓子セットなどがおススメです。

お線香

ご近所に仏壇屋さんやデパートがあればお線香もよいですね。
最近のお線香は香りも値段も種類が様々です。
私は先日お線香を用意したのですが、本当に種類の多さにびっくりしました。
香り、箱、金額本当に様々です。

私は先日、ご近所さん用にセルモアさんで3000円程度のものを用意しました。

もちろんここでもお熨斗を付けていただけるので絶対にお願いしてくださいね。

お伺いするときの服装

葬儀の場合は、一般的な葬儀のお作法にのっとった服装が一番です。


ご自宅に訪問される場合は、ご近所からの訪問を受ける側も普段着ですので普段着で大丈夫です。

ただ、服は落ち着いた色味にする、露出は避ける、靴下を履くという点は配慮してください。

ご自宅内でお焼香をさせていただける場合もあります。
いくらご近所でも、生足サンダルだけは絶対に避けてくださいね。


私の場合訪問を受けるときは完全に普段着でした。
お伺いした時は一応黒っぽい色味の服装にして、主人にも長ズボンと靴下を履いてもらってお伺いしましたよ。
受ける側が普段着だと想定される場合はこちらも普段着で全く問題ありません。

まとめ

ご近所の訃報をきいたら?いつご挨拶に行ったら?何を持っていったら?という悩むこともあるかと思います。
今回は私が弔問した側、弔問受けた側の立場になった経験からお話しました。

ただこれは東京都下の一軒家で自治会もないような地域の場合です。

お住いの地域性があると思うので、まず相談できる方がいればご近所の風習に合わせるのがベスト。
相談できる方がいればまずは相談してみましょう。

また、あまり付き合いがないからと言って何もしないというのも考えもの。
故人をしのぶ気持ちを伝えることが一番ですが、ほかのご近所の方にその行動が耳に入っても恥ずかしくない行動はしておきましょうね。

このような風習も時代とともに変化しますが、さみしい気持ちは変わりません。

けれど、行動するのもなかなか勇気がいることです。

かえってご迷惑かも、お作法がよくわからないし、あまり付き合いもないし…などなど、なにもしないことを選択する理由はたくさんあります。
けれど、もし故人と交流があり、さみしい気持ち・残念な気持ちがあるのでしたら、気持ちだけは伝わるように勇気を出して行動しましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました