全国統一小学生テスト 難易度は?偏差値が低い時の対処法

中学受験/高校受験


今回は全国統一小学生テストの難易度と偏差値に関してのお話。

お子さんが低学年の方、または、はじめて模試を受けるようなお子さんをもつ親御さんは、結果の偏差値だけを見て一喜一憂している方が多いと思います。

テストの難易度は? 偏差値が低すぎてどうしたら?我が子は勉強に向かないのかも。
そんなことをお考えの皆さん

一企業が作った小学生の向けのテストの偏差値で子供の価値が決まるわけではありません。
受験者の傾向で偏差値はかわっていきます。

もし結果が出た後、偏差値を気にしすぎている方がいたらぜひ最後まで読んでくださいね!

全国統一小学生テスト 難易度

特に塾に通ったことのない、普通の小学生にとって、全国統一小学生テストの難易度は高めです。

小学校のテストでいつも満点だから。公文などのテストもほとんど満点だから。
腕試しに受けてみよう っと思っている親御さんにとっては、ショックを受ける結果になってしまう場合も多くあります。

そもそも全国統一小学生テストは平均点が下記になるように作られています。

全国統一小学生テスト 実施要項

年長:80%
1年生:70%
2・3年年生:60%
4・5・6年生:55%

そして100点満点がとりずらいように設定されています。

それは、何人もの子が100点満点が取れるようなテストですと、120、130の実力のある子を判別できないため、あえて難しい問題も含まれているからです。

いかに 正確に早く解けるか、時間配分ができるかというようなことまで,このテストで判定されます。
その結果、テスト慣れしていないお子さんには難易度が高めとなります。

全国統一小学生テスト 受ける前に注意すること


テストを受ける前に、お子さんに対してこんな話をする親御さんがいます。
傾向としては初めて模試にチャレンジする時や低学年のお子さんに対してが多いのですが、

「テストが〇〇点だったら、ご褒美に××を買ってあげるね。」
「テストの成績が悪かったら、もう××をやめさせるからね。」
「□□ちゃんはできるんだから、満点狙ってね!決勝大会に行って表彰されるかもよ。」

これは絶対にやめてほしい約束です。
優秀なお子さんでも、このテストの満点や決勝大会進出は相当なものですよ。

まずは、親御さんご自身が「井の中の蛙…」になっていないかどうか考えてください。

そもそもこのテストは簡単に満点が取れるように作られていませんし、お子さんによっては習っていない問題も出題されます。

習っていない問題が多いことは、その子の学習成果が悪いわけでも弱点なわけでもありません。

範囲が決まっていて、本人の努力で満点が取れるようなテストならご褒美の約束もOK!

けれどこのタイプの試験で、その試験の結果によってご褒美を出したり、罰則を与えるのはどうかと思います。
これは子供のコーチング的にもあまりお勧めできない行動です。
今後の子供の勉強へのモチベーションの低下につながります!

テストの結果ではなく、小学生の子が努力した過程、それに伴って出した結果を褒めてあげることで、日々のモチベーションが継続されますよ。

全国統一小学生テスト 偏差値が思ったより低かった!

全国統一小学生テストの偏差値

特に低学年のお子さんや進学塾に通っていないテスト慣れしていないお子さんは、全く気にする必要はありません。

それは、先ほども触れましたが、

制限時間に対して問題数も多く、テスト慣れしていないお子さんにとっては解ききれない問題量だからです。

テスト慣れしていないお子さんは、できそうな問題からやるとか、全くわからない問題は捨てるとか、そういったテクニックも身についていません。
結果、一問目から順番に解いていく傾向があり、後半の解ける問題も落としている可能性もあります。

普段から塾に通ってテスト慣れしているお子さんにとっては難しくないかもしれませんが、テスト慣れしていないお子さんには、かなりハードなテストのはず。

結果として、特に低学年のお子さんにとっては、学力というよりテスト慣れしている子、容量の良い子が偏差値が高くでやすいです。

偏差値は受験者の傾向にもよります。

全国レベルを知る目安にはなりますが、偏差値がすべてではありません。
とくに低学年の偏差値なんてあてになりませんよ。


偏差値30台でも決して学習能力が低いわけでもありませんし
逆に60台後半をだしていても、その後テストを受けるたびに下がっていく場合も多くあります。

たいていは、本人より親御さんの方が一喜一憂する傾向にあります。
どんな結果を見てもポーカーフェイスを保てるように心の準備をしてくださいね。

上には上がいます! もちろん下には下も…
偏差値なんかにこだわらない親子を目指しましょう。

全国統一小学生テスト 偏差値より終わってからの復習が大切

思ったより偏差値が良かった場合
まずは成績が良かったことを褒めてあげましょう。

次も同じくらいの偏差値が取れるといいねっと前向きにアドバイス!!

ただ、親御さんは今後偏差値が下がっていくことを想定して、下がった時にがっかりしたり怒ったりしないように心の準備をしておきましょう。
本人のレベルが下がってしまったのではなく、周りがテスト慣れしてきたために偏差値が下がっているのかもしれません。

思ったより偏差値が悪かった場合
試験慣れしていない、習っていない問題が多いそういった場合が多く見られます。

習っていない問題が多いのは弱点ではありません。
特に低学年はこれから順番に習得していけばいいのです。

後日いただける、テスト結果の診断シートをしっかり確認して、正答率が良い問題が間違っていないかどうかチェックしてください。

そこはお子さんの弱点の可能性があります。復習に誘導して、一緒に取り組んでください。

また、逆に正答率が低いのに正解していた問題は得意分野やお子さんが好きな分野の可能性が!

低学年のうちは特に得意分野を伸ばすことでほかの分野の知識も向上する傾向があります。
ぜひ、そういう問題があったらたくさん褒めて、もっと実力を伸ばしてあげられるようにフォローしましょう。

特に低学年は、好きな本を好きに読む、好きなものを見る、触る、知る などの体験が大事。

もし中学受験に本気で取り組むことになった場合、小学4年生からは好きな事をする時間が十分にとれなくなります。

後から成績が伸びる子はの特徴としては、様々な体験がをしている子が多い傾向にあります。
そういう子の方が少しの説明で深い理解に繋がるようです。

最後に・・・


実は我が子、小2で受けた初めて全国統一小学生テストで偏差値30台~40台でした。

30台って偏差値でるの????
と、初めて知ったくらいの親は大ショック…

学校でも普通に勉強はできていたので、普通=偏差値50はクリアするだろうと思っていた家族はびっくりでした!

でも模試の出題傾向や受験者の傾向をちゃんと理解すれば、その結果がただの参考でしかないことがわかります。

そして、我が家はこのテストをきっかけに、テストの後は復習して理解する!というサイクルを続けてきました。

そんな我が子も、今では私立最難関と言われる偏差値65越えの大学に進学しています。

偏差値30➜65までアップ???   …違いますよね💦

小学校時代の偏差値なんて本当にあてになりません。
その後どうするかの方がもっともっと大切です。

このテストを活用して、勉強環境を整え、勉強する習慣をつけることで道が開けていきますよ!
理解度に差があっても大丈夫!
お子さんを信じて一緒に頑張りましょう♪

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