今回は中学受験第一志望にご縁がなかった時のフォローについてお話します。
受験校を決めたりしているときは第一志望がダメだったら第二志望はここで第三は…っと当然想定して受験計画をしていると思います。
当時の私もそうでした。もちろん落ちることは想定していました。
ですが、第一志望が落ちた時、想像していたよりもずっと落ち込みました。
想像はしていたのですが、落ちたときの事がしっかり腹落ちしていなかったとでも言いましょうか。。
このことに関しては私自身本当に後悔することが多くありました。
当時を思い出すといまだに胸が痛いです。
我が家の体験談を踏まえて、親ができることフォローの仕方についてお話しますので
ぜひ参考にしてください。お子様の心の傷が少しでも少なくすみますように…
受験週間が始まる前にすべきこと
受験週間が始まる前に絶対にすべきこと。
それは落ちたときのことを子供と向き合って口に出して具体的に話をしておくことです!
どんな結果になっても、
合格した学校がご縁のある学校で、きっとそこが一番向いている。
社会に出た時にここに通ってよかった。
ここでの出会いが自分の人生のプラスになったと思える学校なのだと、
口に出してお子さんと共有してください。
というのも、口では、万が一とか第二志望は・・と言っていても、まさか自分がと思っていることも多いからです。
本当にチャレンジ校だったらまだよいのですが、模試の合格判定が良かった時などは、なおさら口に出しておいた方がいいと思います。
実際我が家は「縁起でもないことを口にしたくない」という思いから、あまり口に出していませんでした。
そのため、第二志望、第三志望を決める=第一志望が落ちる っという思考回路になっていなかったのです。
第二志望、第三志望の話ももちろんしましたが、本当に第一志望に不合格のお墨付きをもらうということをしっかり想定できていませんでした。
合格した学校とご縁があった。その学校できっと素敵な出会いや経験が得られる
ということを必ず口に出して共有しておきましょう!
親御さんの腹落ちの為にも・・・(以外と親の方がショックだったりする場合もあります…)
合格発表当日すべき事
2/1からの受験Weekは本当に大忙し!!
複数校受験している間に合格発表も並行して進んでいき
合否の結果によっては受験校を変えたり、入学金の一部支払いがあったりなど
複数の行動パターンを想定して段取りしていると思います。
我が家もそうでした。
私は普段から段取り魔なので、いろいろな事務手続きの段取りは完璧でした。
子供の精神的ケアの段取り以外は・・・
合格発表の当日にする事。それは家の中の整理です。
家の中の整理??そんな暇ない!っと思うかと思いますがぜひ行動して欲しいです。
具体的には、
塾からもらった 必勝〇〇中学 の紙、ハチマキ、特訓コースなどの〇〇中学対策 などの資料
そういった学校名が特定されているようなアイテムは、ひとまとめにして整理しておくことをお勧めします。いつでも目につかない場所に避難できるように…
なぜなら… 不合格だった時のことを想像してください。
不合格を知ってから、ご縁のなかった学校の名前が入ったアイテムを片付けるのは精神的に辛いものがあります。かなり虚しいです。
例えば合格発表が張り出しで、合否を見に行き不合格だった時に帰宅して目にするものが その学校名の入ったアイテムの数々…
第一志望への思いが強ければ強いほど、何がいけなかったのか、どうすればよかったのか。
親子共々自問自答すると思います。
ぜひ合格発表前に整理整頓をして万が一の時の心のケアに備えてください。
我が家の場合
我が家の場合
第一志望の合格発表は自分で見に行きたいという本人の意向もあり、滑り止めの受験の合間に合格発表を見に行きました。
掲示板の近くで先に到着していた友人が合格! お母さまがうれし泣きをしているところに遭遇しました。
合否判定テストの結果はいつもその子より良かったので、もしかしてっと合格への期待が膨らみつつ掲示板を確認。
しかし、いくら探しても受験番号はそこにはありませんでした。
不合格だった時にかける言葉は想定していたはずなのに、不覚にも、想像以上に親の私がショックを受けてしまい、気の利いた言葉をかけることができずにいました。
けれど本人はというと自分で塾に電話して不合格を報告しており、我が子ながら気丈にふるまう姿に受験を通して本当に成長したなーっと感心しつつ少し胸が痛みました。。
言葉少なく帰路につき、家に到着。
家に帰宅してまず目にしたものは・・・
リビングに貼ってあった 必勝〇〇中学 の張り紙。
先生からの応援メッセージの寄せ書き。
部屋に入れば山積みになった〇〇中学対策講座のテキストの数々。
〇〇中学合格っと書いたハチマキ・・・
そして、それを見た息子の一瞬の表情の硬直を私は見逃しませんでした。。
けれど私もこのタイミングで、子供の目の前でそれらを片付けることもできず、子供が見ていないところで後から片付けようと内心思っていたところ、
数分後、息子は突然自らそれをはがし ビリビリに破いてゴミ箱へ💦そのまま部屋に籠ってしまいました。
私はというと、心の傷に塩を塗ってしまったような感覚になり、せめて合格発表に行く前に、リビングの張り紙くらいは片付けていけばよかったっとものすごく後悔しました。。
合否結果によって変わる事務処理の事ばかり考えていて、もしもの時の子供の心のケアの準備が全くできていなかったのです。
元をただせば、親が言い出して始めた中学受験。
塾に入れてみたら思いのほか成績もよく、親や先生の期待に応えて、努力してくれた我が子。
私が勝手に敷いてしまったレールを走ったばかりに、味合わなくてもよかった挫折感を味合わせてしまったのでは?
まだ12歳の子供にか親のエゴで無駄に心に傷を負わせてしまったのでは?
と後悔の念にさらされ、合格できなかった悔しさよりも、子供を無駄に傷つけてしまった事を本当に後悔し正しい道は何だったのかと私自身が落ち込んでしまいました。
お子様の性格にもよるかと思いますが、ぜひ合格発表を見る前に家の中を確認して
万が一の時に備えていただければと思います。
まとめ
今回は第一志望にご縁がなかった時のフォロー・親ができることについて書きました。
うちの子に限って…なんてまったく思っていませんでしたし、不合格になることも想定していましたが
実際直面すると想像していたより戸惑うものですよ。
ただ、子供も同じくらい戸惑っています。
小6の子が頑張ってきたのに不合格の烙印を押される。
人生最初の大きな挫折となる子もいるかもしれません。
ただ、それは乗り越えるべき、受け止めるべき事実であり、現実。
二人三脚で頑張ってきた中学受験。 結果も二人三脚で受け止めて、必要以上に傷つくことのないようにしたいです。
最後に第一志望に受からなかった息子ですが・・
我が子はご縁のあった学校で、中高6年間でとても素晴らしい時間を過ごすことができました。
その後も大学、就職、本人の希望通りの人生を今は歩んでいます。
もしあの時、〇〇中学に行っていたら別の人生だったのだろうけれど、今は全く後悔ありません。
神様が自分に一番合った学校に合格させてくれたんだよ。。
っと当時は慰めのように言っていましたが、今では心からそう思っています。
そして先日、息子とこの話をした時、
中学受験してよかった。就活の時も役に立ったし、何よりも今の学校でたくさんの友人を作る事が出来た
っという言葉を聞いて、ほっとした自分がいました。
もしも第一志望とご縁のなくても大丈夫。そこは人生の通過点。
きっと、お子さんが輝ける場所はそこではなかったんです!
きっとご縁があった学校で素敵な人脈に恵まれ、素敵な日々を過ごせますよ!
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