結婚して10年、20年と経つと、ふとこんなことを感じる瞬間はありませんか？
「なんだか最近、夫と心が通っていない気がする」
「このままの人生で本当にいいのかな？」
「夫婦って、こんなもんなんだろうか……？」
熟年期になると、仕事や子育てにひと区切りつく一方で、
自分自身の人生や夫婦のあり方を見直したくなる時期でもあります。
この時期に感じる“夫婦の危機”は、モヤモヤが続き、つらくて苦しいものかもしれません。
でもそれは、「終わり」ではなく
「自分と向き合うチャンス」でもあるっと考えてみませんか？
危機の正体は「本当の自分」からのサインかも
長く結婚生活を続けていると、私たちは知らず知らずのうちに
いろいろな役割をこなしてきています。
「夫（妻）」として、「親」として、「働く人」として……。
そのうちに「本当の自分」がどこかに埋もれてしまうこともあります。
熟年期にふと湧き上がる「このままでいいの？」という気持ちは、
そんな自分からのSOSかもしれません。
夫婦の関係は、自分を映す鏡のような存在です。
喜びや幸せだけでなく、満たされなかった想い、
過去の傷、自分の弱さやクセまで見えてくるのです。
でもそれは悪いことではありません。
むしろ、「もっと自分らしく」「もっと本音でつながれる関係へ」と
成長するきっかけにもなるんです。
気づかないうちにくり返している「パターン」
夫婦のすれ違いの原因って、浮気やお金のこと、価値観の違い…そんな“表面的なこと”だけではないんです。
実はもっと深いところ
――たとえば、子ども時代の経験や、自分でも気づいていない
「心のクセ」から来ていることが多いのです。
たとえば、どちらかが「頑張って何でも引き受けてしまうタイプ」で、
もう一方が「反発して自由を求めるタイプ」だったり。
または、一方が「もっとつながりたい」と思っていても、
もう一方が「ひとりの時間がほしい」と思っていたり。
こういった“無意識のパターン”が、知らないうちに夫婦の間に距離や寂しさを生んでいきます。
大事なのは「この結婚が正しいのか」ではなくて、
「この結婚を通して、私は何に気づこうとしているんだろう？」と
自分に問いかけてみることかもしれません。
思いやりが、ふたたび夫婦をつなぐ
ここで大切なのが「思いやり」です。
相手を変えようとする前に、まずは
「お互いに人として、ちゃんと見つめ直すこと」が大切。
理想の夫・妻としてじゃなくて、
「一人の人間としてどう生きているのか」
「何を感じているのか」
に目を向けてみましょう。
思いやりとは、
「ガマンすること」や
「ケンカを避けること」ではありません。
むしろ、お互いの気持ちをちゃんと伝え合い、すれ違いに向き合う勇気のこと。
「私はこう感じてたよ」「あなたはどう思ってた？」
そんなふうに、本音で話せる関係が、ふたたび夫婦をつないでいきます。
でも、、、
いきなりそんな風にできない…というのがホンネですよね💦
危機をチャンスに変える、４つのヒント
では、どうやって熟年期の夫婦の危機を乗り越えたらいいのでしょう？
ここからは、すぐに実践できる４つのヒントをご紹介しますね！
1. 自分を見つめ直す時間を持つ
毎日ほんの少しでもいいので、自分の気持ちをノートに書き出してみましょう。
「どうして寂しいと感じたのか」「何を我慢してきたのか」など、
自分の心の声に耳を傾けてあげる時間です。
2. 感情に気づく練習をする
つい感情をごまかしてしまうと、夫婦の絆も薄れてしまいます。
自分がどんな気持ちを抱えているのか、
そしてそれをどうパートナーと共有するのか、少しずつ意識してみましょう。
3. 「話す時間」を決めてみる
週に1回、15分だけでもいいので「ふたりだけの対話タイム」を作ってみましょう。
大事なのは、子どものことや家計のことではなく、
「今、どんなふうに感じてる？」を語り合うこと。
あったかい飲み物を飲みながら、ゆっくりちょっとだけでいいので話してみませんか？
4. 一人で抱え込まない
もしどうしても話し合いがうまくいかない、
もしくは気持ちが整理できないときは、
信頼できる友人に話をしたり、カウンセリングを受けるのもひとつの方法です。
誰かに話すだけで、心が軽くなったり、新しい視点が見えてきたりします。
結婚は「変わっていくもの」
結婚って、ゴールじゃなくて“成長し続けるもの”なんです！
熟年期の「夫婦の危機」は、
実は「本当の自分たちに出会うためのきっかけ」かもしれません。
「最近、何かがズレてる気がする」
「このまま続けていいのか迷っている」
もしそんな気持ちがあるなら、それは
「ふたりの関係を見直すタイミング」なのかもしれません。
あせらずに、自分の気持ちに正直になってみてください。
そして、相手の声にも耳を傾けてみてください。
夫婦関係は、いつからでも、少しずつでも変えていけますよ♡
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