進学・就職の際の親の離婚による影響

夫婦関係(家族問題)


お子さんがいて離婚を考えた時、
経済的な問題がまず頭に浮かびますが
経済的問題が解決した後は、
家庭環境やその状況が心配になるのではないでしょうか。

例えば、私立の小学校や中学校を受験しようとしたとき。
創立が古めの昔からある老舗大手企業に就職しようとしたとき。
子供が結婚しようと思った時。
そういった節目節目で「離婚」の事実が子供の負い目となってしまったら…

子供への影響を考え始めるときりがありませんね。。。

そこで、近年のお受験・就活事情を含めてお話させてください。
最近は多様性がうたわれている時代。
そして昔に比べて離婚率も高くなり、様々な家族の在り方が
認められるようになってきています。

したがって親が離婚しているというだけで
進学・悪影響があるということは少なくはなってきていますが
完全になくなったのかどうかはわかりません。。。

小学校受験の場合


小学校受験の際は必ずと言っていいほど、
家庭環境や親との関係性についての質問があります。

面接も両親で行くのが常です。

けれど片親だからと言ってビクビクする必要はありません。
正直にかつ前向きに答えることが大切です。

片親であっても家庭内でどのようにお子様をサポートしているか。
学習環境や生活習慣の整備。祖父母などの協力体制など
堂々とお話してください。
子供が良い環境で育っていることをアピールしましょう。

近年では、多くの学校はそれぞれの家庭の事情を理解しており、
一般的には公正な評価を行っているとされています。

お子様本人の適正や個性が重視されることの方が多いです。
ですので、その学校の教育方針や生徒像に合わせて準備することが大切であり、
離婚したからという理由だけで諦める必要はありません。

むしろ多様な経験や価値観を味わえる環境で成長していると
ポジティブな要素としてアピールしてみてくださいね。

中学受験


中学受験も小学校受験同様です。
ほとんどが受験試験結果に左右され、親の離婚を理由に不合格となるようなケースはまれ
なケースだと考えられます。


婚姻中お子様の中学受験を想定していない状態で養育費を決定していたとしても
私立の学費は増額請求を求めることができる場合もあります。
もし中学受験が頭をよぎったら、まずは諦めずに検討してみることをおすすめします。

そういった場合も、もし円満離婚をしていれば養育費の増額の相談など
円滑に話が進められるのではないでしょうか。
パートナーもお子様との関係が悪くなっていなければ、
学費の増額を払ってあげたいと思うでしょう!

高校・大学受験

高校・大学受験はまず影響することはありません。

成績・内申点・その他活動など、本人に関わる部分で評価されます。
面接でご両親の有無や職業などをきかれることは
滅多にありません。

自信をもって対策しましょう♪

就職の場合

就職の時は不思議なことに、面接時に家庭環境について聞かれることがあります。

我が家の場合コロナ禍と就活中が重なったので、面接の内容が聞こえてくることが
度々ありましたが、家庭環境や両親の仕事などの質問が想像以上に多く驚きました。

兄妹の仲は良いのかとか、父と母どちらの方が相談しやすいとか…

一般的なコミュニケーションとして聞いているだけで他意はない可能性もありますが、
聞かれるとドキッとしますよね。

そんなときも躊躇せず、堂々と正直に答えることが大切です。

履歴書に親の離婚歴は書く必要はありませんが、それぞれの現住所を記載する欄がある場
合があるのでその際はやはり正直に書くことが大切です。
40年前の就活は、特に女の子は親元の方が有利だとか家庭環境が悪いと不利だとかいろい
ろありました。

けれど近年は両親の離婚で就職が不利になるということは
ほとんどないのではないでしょうか。
そんな扱いがあったら 

そんな会社はこっちから願い下げ!

くらいの子供に成長していてほしいものですね。

親の離婚歴をポジティブにとらえ、
自己成長につながった経験の一つであることをアピールしつつ
自分の経験や能力をアピールする
そんな風に育ってほしいものですね。

まとめ

たとえ両親が離婚しても、
子供が子供の人生を豊かに生きられるように
父母として一緒にサポートする存在になる

そのためには何より円満に離婚できることが大切です。

昔と違い、今は個の自由な選択が尊重される時代です。
何事もポジティブにとらえ、諦めることなく対応していけば
望む未来が手に入ります。

そんな姿を見て育ったお子様も、
きっとしなやかな強さを持った大人に育つでしょう!

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