中学受験 集中力が学力の差?! 公開テストで見えた事

中学受験/高校受験

先日ご縁があって、ある中学受験対策の塾の6年生のテストの様子をみせていただきました。

一番上のクラスと下から二番目のクラスの算数と理科のテストだったのですが
明らかにテストを取り組む姿勢に差があり、正直驚きました。

集中力が違いすぎる!

我が子が中学受験の頃を思い返しましたが、勉強している姿はみるものの、

真剣にテストを受けている姿は見たことがなく、
今更ですが一度くらいテストを受けている姿を見ておきたかったと後悔。

今回はその時の様子と、集中力についてお話します。

学力は集中力で左右される?

この日は算数のテストを受けているクラスを、学力の違う2クラス見学しました。

最初に見たクラス。
「始め!」の合図の瞬間から、ずっと手が動きっぱなしの子どもたち。
問題用紙の余白はみるみる文字で埋まっていきます。
文章問題でも図形の問題でも、読みながらひたすら鉛筆が動く!!


みんなものすごい集中力で、その緊張感?集中力?がこちらにも伝わるほどでした。

しばらくして隣の教室を見学。

先ほどと違って、みんな問題用紙とにらめっこ💦
鉛筆を握っている手は動いていますが、文字を書いているのではなく、揺らしたり回したり。

あれ?同じ学年だよね?? っと確認するほどでした。

まだみんな前半の問題を解いている。
そんなに難問ではないはず(?)の問題も
爪をパチパチやりながら、ペンをフリフリしながら、
問題を一生懸命 読んでいる 姿が印象的でした。。

その時点で、どちらが上のクラスか聞くまでもなく一目瞭然。
集中力と学力は比例するのだと、思いながら見学をしていました。

余白の広さは思考の広さ

息子が中学受験の勉強をしていた15年ほど前、何を見たのか覚えていませんが、

余白の広さは思考の広さに繋がる

っという言葉を読みました。

それ以降は、裏紙をして使っていた紙を、
広告の裏紙半分に切ったもの(B5サイズくらい)から
余ったカレンダーを使うように変更。

なくなると、図工用のスケッチブックを購入し、計算用の紙として使っていました。

その当時は、

本当にこれで、思考が広くなるのだろうか…

っと半信半疑でしたが、


数年前、深田恭子さんと横浜流星君のドラマ「初めて恋をした日に読む話」の中で
東大受験をする受験生へのアドバイスで、

余白の広さは思考の広さに繋がる

っというセリフが出てきた時には、お!やっておいてよかった!! っと思いました。

そして今回、
算数のテストを受けている子供たちの姿を見て、またこの言葉を思い出しました。

余白の広さは思考の広さ これは本当に一理あるのだと、今更ですが腹落ちしました。

うちの子って集中力ある??

「うちの子集中力がないんだよねー。どうしたらいいんだろう」

こういった相談をよくママさんから受けます。

でも、よくよく話を聞くと、こんなセリフも。

「ゲームに夢中で呼んでも聞こえないのか返事もしない!」

「テレビやビデオ、本などを見だすと真剣になって、お風呂に入ってくれない」

そういったお子さんは大丈夫。集中力はまちがいなくあります。

このタイプのお子さんは、

勉強が好きになる
興味がわく
受験に前向きになる
合格に執着する


そういうマインドになればすぐに勉強も集中できます。

ただ、何に対しても、
好きな事に対しても(好きな度合いもあるのかもしれませんが)
なかなか集中できないお子様も、一定数います。

そういったお子さんの場合は、日常生活のなかに訓練を取り入れてはいかがでしょう。

集中力を高めるトレーニングをすれば、集中力は必ずつきます。

じゃ、どうやって?

これが正直なかなか難しいのです。

お子様の年齢が小さければ知恵おもちゃなどが有効です。

大人向けの自己啓発本には、集中力を高めるトレーニングとして、
マインドフルネス・呼吸法・軽い運動から
睡眠・食事のとり方などの
様々なアドバイスが数多く見られます。

けれど、小学校高学年や中学生は??

この年代の子は、やりたくないことはやらないかったり、
本人が集中力を高めたいと思っていない場合がほとんど。

「うちの子はそんな地味なコツコツやるようなことはやってくれない…」
そんな親御さんの声が聞こえてきそうです💦

本当に、お子さんに、集中力トレーニングを強いるのは、難しいと思います。

受験期のお子さん向け集中力トレーニング

中学受験の勉強をしている小学生のお子様に的を絞ります。

この時期のお子さんに有効なトレーニング それは

100ます計算  です。

え?それ??やったことあるけど…という声が聞こえてきそうです。

ただ、これにはポイントがあります。
それは、毎日家族で取り組むこと!

朝食前、夕食後、寝る前 時間帯はいつでも大丈夫。

家族みんなで、100ます計算タイム!

同じ問題をやる必要はありません。
同じスピードで解けそうなレベルをそれぞれ用意し、
スピードと正確性の勝負です。

3回連続1位だったら、ご褒美 を用意したり、
逆に3回連続ビリだったら お風呂掃除 など家事をする。

ルールを決めて家族みんなでゲーム感覚で取り組むことをお勧めします

また、ネット上には 集中力トレーニング や 注意力ゲーム で検索すると

オンラインゲームやトレーニングのサイトがたくさん出てきます。

ご家庭に合った方法でぜひ取り組んでみてください。

何よりも大切なのは 
お子さん一人にやらせない。家族全員で取り組む ことです。

楽しみながら、家族みんなで 集中力をアップ!

中学受験は家族一丸となってこそ、
良い結果につながると信じて取り組んでみてくださいね。

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